目分量で料理を作ることができるからと言って、「料理上手」とは限らないと思います。
かと言って、計量しているから、「料理上手」とも限りません。
好きこそものの上手なれ
が、料理上手の近道だと思います。
また、育った環境も影響していると思います。
私の母は、お洒落な料理を食卓に出すタイプではありませんでしたが、昔ながらの“おかず”を作ってくれました。
煮物は絶品でした。酢の物も…。
要するに、健康に良いものを作り続けて育ててくれました。
お陰様で、丈夫です

私の両親は、「勉強しなさい」と言う事はほとんどなく、「手伝いをしなさい」と言う事の方が圧倒的に多かったです。
よって、母の家事全般を見て育ちました。
料理は、作るところからではなく、当然、買い物の段階から見て育つわけです。
我が家は中流家庭でしたが、母は良い食材を出来るだけ安く買う努力をしていましたし、その食材を無駄にすることなく料理をしていました。当然、今、日本国内で問題になっている「食料廃棄率」もかなり低かったに違いありません。
また、作ったものが余っても廃棄することのないように量を考えて作っていましたし、たとえ、余ったとしても母と私達姉妹で食べきるようにしていました。
食材を無駄にすることは、
ご飯をこぼすと目が潰れる
と言う、所謂「迷信」ではありますが、よく言われたものです。
食材を無駄にしないことも、料理上手の条件だと思います。